先日この本を使って、古文書の勉強をしてました。 

 


素敵な本で
いろいろ勉強しておりましたら

5歳の子供が書いた「遺言書」がでてきたのです



松平露姫 6歳(満5歳)の遺書



文政5年(1822年)に亡くなった
松平露姫の遺書

本には遺言書とあり「遺言書」と「遺書」の違いを調べましたが、遺書の方が今回の表現に近いので↓は遺書と書きますね)



子供が書いた古文書を見るのが初めて

物が貴重だった時代背景を考えると
残ってるということは奇跡ですもの


その上遺書というのだから、すっかり惹きつけられてしまい

その後3時間以上調べることに費やしちゃいました

この子は、五歳で病気(天然痘)で亡くなったんです





有名なのかと思ってましたら

ネットにも情報がほとんどなく
本もないのですね



そんな中

国会デジタルアーカイブに
本に載っていたのと
同じ文章を見つけたのでご紹介しますね




亡くなってから
たんすに入ってるのを見つけた、おとうさまに宛てた遺書
39
参照:国会デジタルアーカイブ
 https://www.digital.archives.go.jp/DAS/pickup/view/detail/detailArchives/0202010000/0000000064/01

おいとたから
こしゆあるな
つゆがおねがい申ます
めでたくかしく

おとうさま
まつたいらつゆ


意味は

おとうさまは、もうお歳なのだから
お酒はあがらないようにして
つゆがお願い申します
めでたくかしく




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母に向けた手紙も素敵で
辞世の句とも言われている
文書

わたしはこれが一番好き




画像が国会アーカイブになかったので文書だけ

まてしはし
なきよのなかの
いとまこい
むとせのゆめの
なこり於しさに

おたへさま
つゆ



「六歳(むとせ)の夢がいっぱいだけれど この世に別れを告げるのは なごりおしい」
現代風に略すると、こんな感じなのでしょうか?

ちなみに「おたへさま」がお母様だそうです




わずか、五歳でここまで達観しているところに、言葉を失いました

でも考えさせられる

これを読んだお母様は
どんな気持ちになったのでしょうね





言葉すくないほうが
相手の心に直接伝わるという典型を見た気がします

上の文章がきになる方は、画像検索してみてください


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侍女(ときさん・たつさん)にむけたのが
49
参照:国会デジタルアーカイブ
https://www.digital.archives.go.jp/das/image-l/M1000000000000011390

ゑんありて
たつとき
われにつかわれし
いくとしへても
わすれたもふな


とき さま
たつ さま

六つ つゆ 

たつさんとときさんに向けて、二人の名前をかけたこの句

う…うまい。


一つだけ
六つを「こいつ」と読んで
びっくりしました

そんな風に読むとは、書いた方もびっくりだわ


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すべての句をひっくるめて

末っ子で
大人や上の子がいっぱいいる環境だとはいえ

自分が近くこの世を去ることをきちんと理解していて

死を直前に、相当苦しいはずなのに

自分のことだけを考えずにまわりを気づかい

五歳でこれだけの感性を持ってるっていう
その事実が


胸にくるものがありました。


そして現代だと、どうしても忘れがちな

子供の命ははかないという事実を

改めて思い出させてくれました


これを当時(約200年前)
世に出すと
全国から1500通以上の追悼文が届いたそうな



わかります

書きたくなりますもの

古文書の勉強をそっちのけにして「もっと知りたいな」と思って、調べまくったことを書いてみました。


 


ではでは、また